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文化財検索【おくのほそ道の風景地 ガンマンガ淵(慈雲寺境内) 八幡宮(那須神社境内) 殺生石 遊行柳(清水流るゝの柳)】
- 文化財種類:国指定等文化財
- 市区町村:大田原市
- 市区町村:日光市
- 市区町村:那須町
- 区分:記念物(名勝)
- 種類:指定
(おくのほそみちのふうけいち)
●指定年月日
平成26年3月18日指定
●所在地
ガンマンガ淵:日光市匠町 八幡宮:大田原市南金丸 殺生石:那須町大字湯本 遊行柳:那須町大字芦野
●アクセス方法
●公開状況
公開
●所有者又は管理者
輪王寺 那須神社 環境省 温泉神社 他
●文化財概要
松尾芭蕉は元禄二年(1689年)、古歌の名所、由緒・来歴の地を訪ねて江戸から美濃大垣まで、みちのく・北陸路を旅し、紀行文学の傑作である「おくのほそ道」を完成させた。
芭蕉とその弟子の曾良が作品に書き留めた風景は、近世以降人々の風景観に影響を与え続け、今なお往事の雰囲気と遺風を伝える一体の風致景観である。
「おくのほそ道」と「曾良旅日記」に記載のある風景地で風致景観や遺存状況が良好な地点が指定されている。
○ガンマンガ淵(慈雲寺境内)
男体山の溶岩によって形成された渓谷の南岸には長さ500mにわたって石仏群が残されている。護摩壇の跡からは対岸の岸壁に刻まれた「かんまん」の梵字を読み取ることができる。
○八幡宮(那須神社境内)
黒羽滞在時に故事来歴の地を訪れたうちの一つ。寛永年間に建造された本殿や楼門などの社殿があり、参道の両脇には杉並木が続く。
○殺生石
硫黄の毒気が山腹から漂う光景に接して「石の香や夏草赤く露あつし」の句を残した。殺生石としてつたわる大岩の周辺は約80m四方の荒涼とした裸地が広がる。砂礫地と周辺の緑の山腹との対比は独特の景観を示す。
○遊行柳(清水流るゝの柳)
白川(白河)の関を越える前に芦野の里を訪れて、かねてから耳にしていた由緒ある柳を訪ねたもの。西行の古歌を思い「田一枚植えて立去る柳かな」の句を詠んだ。