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●指定年月日

昭和53年12月5日指定

●所在地

宇都宮市伝馬町

●アクセス方法

●公開状況　　

●所有者又は管理者

個人所有

●文化財概要

長さ17.0ｾﾝﾁ　目くぎ穴1個表裏棒樋　銘表神竜師藤原義忠（花押）裏大正葵丑春吉祥日　時代　現代　この倉は板目鍛え、互の目にて、菊地槍を写したものである。菊地槍とは、南北朝肥後の豪族菊地武光が南朝の征西将軍懐良親王を奉じて小弐頼尚の一族と筑後川に戦った折、短刀を竿の先端につけたものを武器として突く、切る、大いに小弐勢を破り、これより菊地氏は肥後菊地の刀工に命じ、冠落造片刃の槍を大量に生産させて戦い、菊地の千本槍の名はここから起きたという。この菊地槍は後世に至って大概中心を切り短刀に用いられ、原形が存するものは稀であるといわれている。　この槍は菊地槍を見事に写しており、参考資料としても貴重である。