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1979.02.02
【わきざし 銘 細川守秀造】
- 文化財種類:県指定等文化財
- 市区町村:足利市
- 区分:有形文化財(工芸品)
- 種類:指定
(わきざしめいほそかわもりひでつくる)
●指定年月日
昭和54年2月2日指定
●所在地
足利市福居町
●アクセス方法
●公開状況
●所有者又は管理者
個人所有
●文化財概要
作者の細川守秀(名は政蔵のちに正義、主税佐と号し、20歳代後半の数年間守秀と称した)は、江戸時代末期に活躍した鹿沼出身の刀鍛冶で、本県出身の最も著名な刀工である。22歳の時江戸に出て当時刀剣界の大御所であった水心子正秀に入門したが、数年にして頭角をあらわし、100人にのぼる門人中、大慶直胤とともに一門の双璧と称されるにいたった。
文化14年(1817)33歳の時から73歳で没するまでは作州津山藩10万石松平家の御抱鍛冶として活躍した。
この脇差は、寄せては返す大波の様子を図案化したいわゆる涛瀾乱れという刃紋で仕上げられた正義28歳の作であるが師正秀を凌ぐほどの見事なもので正義作中の逸品である。
文化10年(1813)に約1年間、彦根藩主井伊家の招きにより彦根に滞在した際作刀したもののうち一振と思われる。