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とちぎの文化財

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1992.02.28

【不動明王立像胎内納入文書】

  • 文化財種類:県指定等文化財
  • 市区町村:真岡市
  • 区分:有形文化財(書跡)
  • 種類:指定

(ふどうみょうおうりゅうぞうたいないのうにゅうもんじょ)

●指定年月日

平成4年2月28日指定

所在地

真岡市寺内

アクセス方法

真岡鉄道真岡駅下車車で10分~15分

公開状況  

 
一部公開

所有者又は管理者

荘厳寺

●文化財概要

世に居貫不動と呼ばれ信仰されてきた不動尊の像内全体から昭和48年に多量の納入文書が発見された。一部は像内に納められていたが、大別すると次のとおりである。
1.如意輪観音菩薩坐像摺仏  178枚
2.薬師如来坐像印仏        49枚
3.地蔵菩薩立像摺仏        60枚
4.具注暦(版木)         3巻
5.具注暦(版木)         69枚
6.摩訶般若波羅密多心経(版木)  14枚
7.宝篋印塔(版木)         52枚
8.六字名号(版木)        22枚
9.手紙等の紙に地蔵菩薩立像の摺仏 166枚
これらの宝篋印塔や光明真言、般若心経、地蔵菩薩立像等の印仏や摺仏は、茨城県岩瀬町妙法寺の地蔵菩薩像から出た納入品のものと同版で、保存状態は良好である。これらの文書が像内に収められたのは最終年号のある貞和六年以降である。不動明王像の面前をはずして文書を取り出す直前の写真によると、不動尊の木寄法もこの膨大な文書を納入することを意図して行われたようである。