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とちぎの文化財

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1989.08.25

【二柱神社社殿(本殿・幣殿・拝殿)】

  • 文化財種類:県指定等文化財
  • 市区町村:佐野市
  • 区分:有形文化財(建造物)
  • 種類:指定

(ふたはしらじんじゃしゃでん(ほんでん・へいでん・はいでん))

●指定年月日

平成元年8月25日指定

所在地

佐野市並木町

アクセス方法

JR両毛線佐野駅車20分東武佐野線佐野駅車20分東北自動車道佐野インター車40分

公開状況  

 
事前連絡が必要

所有者又は管理者

二柱神社

●文化財概要

 創建は現存す棟札によると貞享元年(1684)であるが、現存する本殿は天明3年(1783)に再建されたものである。もとは聖天宮を祀ったが、明治維新の神仏分離令によって、これを安楽寺に移し、新たに2神を祀り、二柱神社をしたものである。改築には6年を要し、彫刻は江戸の後藤彫りの流れをくむ名工磯辺儀左衛門秀重(3代目)の作といわれる。
 本殿の特徴は、建物全体を埋め尽くした彫刻で、立体的な透し彫りや丸彫りに全て彩色が施されており、18世紀の社殿建築の典型である。なかでも、本殿側面にある中国春秋戦国時代の恵王(生年不詳~B.C.334)故事に因む木彫は特に優れたものであるが、この作者は不明であり、社殿造営後に取付けたものと思われる。