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とちぎの文化財

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1982.06.25

【刀 無銘(伝宝寿)】

  • 文化財種類:県指定等文化財
  • 市区町村:宇都宮市
  • 区分:有形文化財(工芸品)
  • 種類:指定

(かたなむめい(でんほうじゅ))

●指定年月日

昭和57年6月25日指定

所在地

宇都宮市馬場通り

アクセス方法

 

公開状況  

 

所有者又は管理者

二荒山神社

●文化財概要

この刀は、宇都宮二荒山神社で無名伝宝寿作として享保10年宇都宮城主戸田忠真の子戸田忠久から奉納され社宝となっている。
目くぎ穴が3箇ありかなりの前刀をすりあげたものと思われるが姿もよく鍛えも古く板目に綾形風に柾がかり奥州鍛えの特徴もある。帽子掃きこみ出来もよい。
金像嵌は奉納のもので戸田山城守忠真は宝永7年に越後より宇都宮城主となったもので養子越前守忠余(弟忠章の子)が名跡をつぎ忠真実子忠久は忠余の養子となったが早世したため忠余の子忠温が名跡をついでいる。奉納者は早世した忠久であるが奉納の趣旨は定かでない。ついている打刀拵は勒が黒蝋色で金具も一庫揃っており保存に値するものである。