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2003.02.14
【太刀 無銘・黒漆革蛭巻鱗文付太刀拵】
- 文化財種類:県指定等文化財
- 市区町村:日光市
- 区分:有形文化財(工芸品)
- 種類:指定
(たち むめい・くろうるしかわひるまきうろこもんつきたちこしらえ)
●指定年月日
平成15年2月14日指定
●所在地
日光市中宮祠
●アクセス方法
●公開状況
●所有者又は管理者
二荒山神社
●文化財概要
南北朝~室町期(14~15世紀)に製作された大太刀拵と鑑せられ、奉納は寛正四年(1463)頃と推定される。
朱書との関わりがどのようなものであったか更に検討を要するが、現存する大太刀の拵は稀有であり、革の剥落、鐔の欠失(後補)があるが、全形は保たれており、貴重な資料である。特に鞘の足間に鱗文の金具が付けられているものは他の類例を知らない。
日光市史編さん委員会編「日光市史・史料編・上巻」(1986年)659頁より、同社宝物館に収蔵されている重要文化財「太刀 銘 豊後国行平作」を奉納した「新宮御留守居座禅院法印昌宣」の奉納の太刀拵と推測できる。
平成15年2月14日に太刀拵のみを指定したが、刀身が新たに発見され、完全に一致することが確認されたため、一体として新たに指定するものである。