（たちめいもりしげ）

●指定年月日

昭和61年3月28日指定

●所在地

真岡市中

●アクセス方法

真岡鉄道真岡駅下車車で10分～15分

●公開状況　　

非公開
原則非公開

●所有者又は管理者

中村八幡宮

●文化財概要

寸法　刃長73.0cm　反り2.1cm　目くぎ穴2個
付金梨子地桐紋撒糸巻太刀拵一口
鎬造、庵棟、元幅広く、先幅は狭くなり、小鋒で、腰反り強く豪壮な感がある。鍛えは板目肌やや詰み、刃文は互いの目丁子に足しきりに入る。茎の目釘穴より2個目の下に「盛重」の二字銘がある。
本刀には江戸初期の作とみられる金梨子地桐紋撒の格調高い糸巻太刀拵が付属している。なお、本刀は漆塗の刀箱に収めてあり、その蓋表に延宝９年（1681）伊達綱村が奉納した旨が記されている。
当社には、綱村夫人の自筆願文（県指定文化財）があり、この内容は我が子扇千代丸の無事成長を祈願したものであるところから、本刀もこの願文とともに奉納されたと思われる。