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2002.08.30
【太刀 銘作陽幕下士細川主馬佐源正守(刻印)】
- 文化財種類:県指定等文化財
- 市区町村:宇都宮市
- 区分:有形文化財(工芸品)
- 種類:指定
(たち めいさくようばっかしほそかわしゅめのすけみなもとのまさもり)
●指定年月日
平成14年8月30日指定
●所在地
宇都宮市睦町
●アクセス方法
●公開状況
●所有者又は管理者
栃木県
●文化財概要
( 姿 )鎬造、庵棟、反り深く、生ぶ茎、目釘孔二つ(一忍孔)、鑢目 化粧に筋違
(地鉄)小板目肌つみ、きれいに冴える。
(刃文)丁子刃匂本位にわずかに小沸づき足よく入り華やかとなる。
鋩子刃 乱れ込んで返る。
作者は細川主税介正義の四男として生まれ、鹿沼で養育された。20歳で江戸の大慶直胤に入門し、その後父正義に従い美作国(現在の岡山県)津山藩の藩工となり、備前伝を得意として作刀した。明治29年(1896)75歳で没した。
本資料は地鉄の鍛えも精美で、堂々とした造り込みであり、「細川丁子」といわれる足の乱れる独特の丁子刃に父同様の特色が顕著であり、正守作中の優品と見られる。
また、主馬佐の任官名、並びに源姓があり、安政7年は父正義没後2年であり、父同様津山藩工であることが判る資料としても貴重である。