本サイトはユーザーエクスペリエンスの向上などを目的に、Cookieを使用しています。
右記のバナーで「同意する」をクリックする、または本サイトを利用することによりCookieポリシーに同意したことになります。

同意します

とちぎの文化財

SEARCH

文化財検索
1997.01.21

【川俣今宮様のオコモリ】

  • 文化財種類:県指定等文化財
  • 市区町村:日光市
  • 区分:無形民俗文化財
  • 種類:指定

(かわまたいまみやさまのおこもり)

●指定年月日

平成9年1月21日指定

所在地

日光市川俣

アクセス方法

 

公開状況  

 

所有者又は管理者

川俣自治会

●文化財概要

県指定無形民俗文化財
 川俣では、8月20日(現在は新暦、古くは旧暦の旧7月23日)の深夜、若衆組のみで女人禁制の「今宮様のオコモリ」という祭り行事を行っている。
 20日の昼過ぎ、川俣地区の神仏が祭祀されている霊山、愛宕山(栗山村指定史跡)のふもとにムラの古老を中心に各世帯から1名が参加し、お塚様(別名太夫塚・大将塚)と山頂の今宮様などの祠にボンデンを立て、さらに山裾のお塚の前に、モミの木の小枝や草花などで飾った今宮様の御仮屋を作る。
この作業を終えた午後4時頃から、川俣の総鎮守、滝尾神社へ獅子舞(関白流獅子舞・栗山村指定無形民俗文化財)が奉納され、夏祭りがスタートする。
この夏祭は若衆組の手によって執り行なわれ、20日午後7時頃から、若衆当番世話人宅(若衆宿)に、ムラの老若男女のほとんどが集まる。参加者達は、若衆宿から酒や菓子などを競って買い求め、全員に振る舞いながら歌や踊りで賑やかに二十三夜(サンヤ)様を祝う。

 若衆たちは、賑やかな若衆宿を午後10時ごろ発ち、愛宕山前の広場に集合し、「今宮様のオコモリ」を行うのであるが、この祭り行事は、入りたての若衆(小若衆)3名が先輩若衆たちに見送られて、愛宕山の山頂付近の祠に祭祀されている今宮様の御神像を、山裾の御仮屋に移す、重要な使命を帯びて鳥居前から出発することから始まる。
彼等は、わずかな提灯のあかりを頼りに、真っ暗闇の中の急な山道を上がりつめ、祠から御神像を奉持して一気に山を下り、先輩たちの「迎え唄」に迎えられ御仮屋に御神像を移す。
御神像を迎えた御仮屋には灯明がともされ、供物としてオカラコがあげられ、若衆参拝が年長順に行われる。履き物をぬいで裸足となり、若衆たちは今宮様に敬虔な祈りをささげた後、オカラコを肴に御神酒をいただく。この御神酒を御神像にかけたとき、神像が赤くなると、家内安全と豊作が約束されるといわれる。
この参拝が終わると、御神像は、また元の山頂の祠に先程の小若衆の手でかえされる。鳥居前で先輩たちの「送り唄」に送られて、山頂の祠にかけのぼり、御神像を元にかえして施錠し、先輩の若衆たちのもとに帰ってくる。この間の所用時間は約1時間である。
この神事が終わると若衆たちは行屋に移り、大頭、世話人、中老などの幹部が座り、他の若衆・小若衆は屋外にゴザを敷いて座り、缶詰だけを肴にして深夜まで直会が続く。
翌21日正午、愛宕山の広場には、ムラ中の人々や都会に出ている親類たちなどが集まり、山頂の神仏に参拝する。
午後1時頃からは、愛宕山へ奉納する獅子舞を始め、今宮様、お塚様の順に奉納獅子舞が若衆たちによって次々に行われ、川俣の祭りはピークを迎える。