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とちぎの文化財

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2016.09.30

【建造物漆塗】

  • 文化財種類:国指定等文化財
  • 市区町村:日光市
  • 区分:保存技術
  • 種類:選定

(けんぞうぶつうるしぬり)

●指定年月日

平成28年9月30日指定

所在地

栃木県日光市

アクセス方法

JR日光駅から約2.5㎞

公開状況  

非公開

所有者又は管理者

公益財団法人日光社寺文化財保存会

●文化財概要

 日光は世界に誇る本県の観光地であり、東照宮をはじめとし輪王寺二荒山神社等の歴史の重みと風格ある建造物が、観光客の目を楽しませている。
 これらを維持していくためには、定期的に漆や彩色を伝統的材料・技術で修理し続けていく必要があり、現在、その役割を担っているのが公益財団法人日光社寺文化財保存会である。
 独特の色つやを持つ漆塗りは、彩色や錺金具とともに、我が国の建造物を荘厳する技術として欠かせないものである。漆塗りの技法は部材となる木地を固めたあと、ひび割れ防止や補強などを施し、下地材を塗っては研ぎ出すという行程を何度も繰り返して下地を平滑にしたあと、精製した中塗漆、上塗漆により仕上げる。
 保存修理においては旧塗膜の劣化を見極め、破損した塗層までを掻き落とし、必要な行程からなる塗りを施す。使用する工具や漆、技法はそれぞれの工程で異なり、専門的知識や経験と共に熟達した技術が要求される。