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1999.08.17
【日光弥生祭付祭家体献備行事】
- 文化財種類:県指定等文化財
- 市区町村:日光市
- 区分:無形民俗文化財
- 種類:指定
(にっこうやよいさいつけまつりやたいけんびぎょうじ)
●指定年月日
平成11年8月17日指定
●所在地
日光市山内
●アクセス方法
●公開状況
●所有者又は管理者
日光弥生祭付祭保存会
●文化財概要
県指定無形民俗文化財
日光弥生祭りは4月13日から17日に行われる、日光二荒山神社の春の例大祭であり、奈良時代から続いてきたとされる。
弥生祭における芸能の奉納などの付祭は江戸時代から続いてきたとされ、最終日の17日(旧暦3月2日)に家体献備行事が行われる。ピンクのヤシオツツジ(造花)で飾られた花家体が街中を練り歩き、本社社頭に参入、献備するさまは華麗であり、圧巻である。行事は氏子町内による本社への家体繰り込み、名刺交換、家体繰り上げ伝達、神明廻り(お囃子演奏)、拝殿参拝前手打式、本社からの家体繰り出しなどで構成される。この行事は、主な担い手が若者組であること、服装が異議を正した紋付き・袴姿や裃姿であること、「日光囃し」といわれるお囃しが演奏されること、次第にしたがいあいさつや口上を行う仁義があるなど注目すべき古風を残している。県内でも珍しい年齢階梯による若衆制度の伝統をとどめ、それに基づき運営しているこの行事はきわめて貴重である。