SEARCH
文化財検索
1981.05.12
【旧塩原御用邸新御座所】
- 文化財種類:県指定等文化財
- 市区町村:那須塩原市
- 区分:有形文化財(建造物)
- 種類:指定
(きゅうしおばらごようていしんござしょ)
●指定年月日
昭和56年5月12日指定
●所在地
●アクセス方法
JRバス「福渡」バス停
●公開状況
公開
通年(休:毎週水曜日)開館9:00~16:00
●所有者又は管理者
那須塩原市
●文化財概要
明治17年、当時の県令三島通庸が塩原街道を開発するにあたりこの地を訪れ、別荘を構えました。明治36年に三島家はこの別荘を皇室に献上しました。 新御座所は、明治38年(1905)、大正天皇が皇太子時代に御用邸内に造営されました。建物は木造平屋(間口8間、奥行7間)の入母屋で本格的な数寄屋造り、壁には美濃和紙を使った袋張等、宮内庁独自の組立式構造様式で精密に建築されています。また、田の字形の和室の外側には2重の回廊をもつ防護の形式で当時の世相が偲ばれます。
昭和21年8月に失明者の社会復帰施設として、厚生省に払い下げられ、昭和29年には国立塩原視力障害センターと改称し、改築することとなりましたが、新御座所のみ原型のまま保存することになりました。昭和56年厚生省より払い下げられ現在の地に移築し、「天皇の間記念公園」として多くの方に親しまれています。