（もくはんしほんちゃくしょくごひゃくらかんぞう）

●指定年月日

昭和47年1月21日指定

●所在地

大田原市黒羽田町

●アクセス方法

東北新幹線那須塩原駅下車、町営バス那須塩原線で２５分、町役場より徒歩１５分

●公開状況　　

随時
随時公開

●所有者又は管理者

大雄寺

●文化財概要

縦183センチメートル、横119センチメートル。本図は、五百羅漢像の図である。上部の中央に釈迦、左右に文殊・普賢・金剛力士を配し、その上下左右に、山岳・丘陵・樹木・雲烟を描き、その間に五百の羅漢を描いている。羅漢の配置の妙と、所作や服装にそれぞれの表情の豊かさと仏道修行者らしい表現がみられ、加えて著色も見事である。本図は、木版から黒白の画面をとり、手彩色を施したもので優れた作品である。江戸中期以降の作品で、制作が容易でなく希少なもので、入手も困難であったと思われる。また、大雄寺に伝来した由来も伝えられていない。