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とちぎの文化財

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1994.08.23

【木造 不動明王立像附像内納入品】

  • 文化財種類:県指定等文化財
  • 市区町村:真岡市
  • 区分:有形文化財(彫刻)
  • 種類:指定

(ふどうみょうおうりゅうぞうぞうないのうにゅうひん)

●指定年月日

平成6年8月23日指定

所在地

真岡市寺内

アクセス方法

真岡鉄道真岡駅下車車で10分~15分

公開状況  

 
一部公開

所有者又は管理者

荘厳寺

●文化財概要

材質は杉材、構造は頭体幹部を後頭部から背面裳裾内側にかけて前後に割放し、内部を内刳りして三道下で割首とする。頭部材は、さらに耳後と三道前、顎で上下に割放して玉眼を嵌入する。(三道下の割矧ぎは、昭和の修理と思われる。)それに両肩先と右裾張、右足首(柄も同材)等とを別材矧付けとする。また体部前面材と背面材の間には8~10mm程度の板材がはさまれている。これは今回の修理で判明したあふれんばかりの納入品を入れるための補強かと思われる。この補強をした時期は、納入品に記載された貞和6年(1350)頃と思われる。
温和な忿怒の相や肌の柔らかい感触、衣文線の彫りの浅い穏やかな処理など、ほどよい量感表現は藤原末期のとくちょうであることもわかった。
納入品は昭和48年に頭部から出たものと同一内容・同一時期のものであり。一束ごとに丸められ、こよりで結ばれていた。
印仏類49束(綴り)1446枚
版本梵字宝篋印塔2束(綴り)45枚
版本般若心経1束(綴り)9枚
※残欠を含む