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とちぎの文化財

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2000.08.18

【木造 四大明王像】

  • 文化財種類:県指定等文化財
  • 市区町村:日光市
  • 区分:有形文化財(彫刻)
  • 種類:指定

(もくぞう よんだいみょうおうぞう)

●指定年月日

平成12年8月18日指定

所在地

日光市山内

アクセス方法

 

公開状況  

 

所有者又は管理者

輪王寺

●文化財概要

本来不動明王を中心に東方に降三世明王、南方に軍荼利明王、西方に大威徳明王、北方に烏枢沙摩明王が配された五大明王であったと思われるが、現在は不動明王が不明である。本像は台密系のもので、他には智証大師請来の別尊雑記掲載の白描図や来振寺(岐阜県)の画像が知られているが、遺品も少なく、彫刻では輪王寺伝来の本像が唯一の遺作である。また、墨書銘に濱之聖とあり、もと中禅寺に祀られていたものと思われ、応永32年(1425)と天正11年(1583)の二度修理されたことが判明している。なお、近年まで江戸末期の泥地彩色がなされていたので、最近の修理を含めて過去4度の修理の手が加わったことになる。しかし頭部や体部はほぼ当初のままである。一部に白土が残っており、当初は彩色像であったと思われる。なお、応永32年の墨書銘には五大明王とあり、その頃まで、五大尊が揃っていたことが分かる。本像は密教像特有の忿怒相ではあるが、穏やかな風貌や浅めに彫る衣文表現など12世紀も中頃の作である。

輪王寺所有:https://www.pref.tochigi.lg.jp/c10/education/bunkazai/sekaiisan/1182930587081.html