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2001.02.13
【木造 阿弥陀如来坐像(紅頗梨色阿弥陀像)】
- 文化財種類:県指定等文化財
- 市区町村:矢板市
- 区分:有形文化財(彫刻)
- 種類:指定
(もくぞうあみだにょらいざぞう(ぐはりしきあみだぞう))
●指定年月日
平成13年2月13日指定
●所在地
矢板市沢
●アクセス方法
JR矢板駅よりタクシーで10分・矢板インターより車で15分
●公開状況
公開
●所有者又は管理者
観音寺
●文化財概要
像高56.9㎝、台座高52.6㎝ 江戸時代前期から中期の作
頭部には高髻を結って八角形の宝冠をいただく。身には条帛と裳をまとい、定印を結んで結跏趺坐する。身には銅板製鍍金の天冠台や瓔珞等をつける。
木製、寄木造、漆箔彩色、玉眼嵌入像である。頭部は前後二材、体部は前後二材で背面と両大腿部、膝前、裳先に各別材を矧つける。
宝冠と条帛、裳は漆箔、肉身部は真紅彩、頭髪は群青彩、目と髭は墨描、像底部は黒漆塗である。台座は蓮華部、独銛杵、五銛杵、受座、反花、隅脚付框からなる。隅脚付框の墨塗以外は漆箔である。光背は左右二材の円形、正面真紅彩、側面と背面は黒漆塗である。
紅頗梨色(ぐはりいろ)阿弥陀は紅頗梨秘法の本尊で、仏身及び袈裟、光背すべてが紅頗梨色(赤色)である。本像は肉身部と光背が赤色であるが、衣部と台座は漆箔である。