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とちぎの文化財

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1970.09.01

【止戈枢要】

  • 文化財種類:県指定等文化財
  • 市区町村:大田原市
  • 区分:有形文化財(書跡)
  • 種類:指定

(しかすうよう)

●指定年月日

昭和45年9月1日指定

所在地

大田原市前田

アクセス方法

JR宇都宮線西那須野駅から東野バスで35分、東野黒羽営業所下車。大田原市役所黒羽支所より徒歩20分

公開状況  

公開
芭蕉の館にて一部を常設展示

所有者又は管理者

大田原市

●文化財概要

 黒羽藩第11代藩主の大関増業が編述した兵学兵技等の書である。
 雁皮紙袋綴和装幀、353巻148冊で、初稿本と増補本の2本があるうちの増補本である。編述の期間は、文化11年(1814)より文政5年(1822)にかけてであり、増業終生の大事業であった。
 書名の「止戈」は、武の字の解体であり、典拠は『左伝』の「夫武定功戦兵故止戈為武」という。内容は、古今の武書や典籍二千余巻を渉猟して、煩文浮辞を除き、その精髄要領を纏め、類に分かち、目を立てて整序した。すなわち、武事百般の大事典といえる。
 本書は、近世における武家の生活、兵学の内容と心得、武士の教養練武の様相を知る上での優れた資料として貴重である。特に「機織彙編」は刊本にもなっていて、織物の資料として広く読まれた。