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1968.03.12
【湯泉神社社叢】
- 文化財種類:県指定等文化財
- 市区町村:大田原市
- 区分:記念物(天然記念物)
- 種類:指定
(ゆぜんじんじゃのしゃそう)
●指定年月日
昭和43年3月12日指定
●所在地
●アクセス方法
東北新幹線那須塩原駅下車、町営バス那須塩原線で20分「黒羽出張所」下車徒歩5分
●公開状況
公開
常時公開
●所有者又は管理者
湯泉神社
●文化財概要
大田原市大豆田(旧黒羽町)温泉神杜
アカガシはブナ科の常緑高木で、新潟・福島以南に分布する。本県ではアカガシは多気山・高館山以南の山地にわずかに自生のものがある。
この社叢はアカガシ20本・スギ8本・ヒノキ3本が指定の対象であって、神社の森厳な環境作りには大いに役立っており、遠くからもそれとわかる。鳥居から拝殿へ向かう参道は北北西向きで、アカガシはこの東側に15本、西に5本ある。東端は低いガケとなり、その斜面に11本のアカガシの巨木がある。西側にある5本のうち、一番外側の2本は周囲が1メートルの木であって、これらを除くとアカガシは大体周囲3メートルの巨木である。
なお、斜面のアカガシなどは倒壊するなどして、数を減じている。
北関束ではこれだけの巨木は珍しい。なお、この神社はたいへん古いもので、延喜三年(九〇三)川西町(大豆田)の草分けである礒豊為が、先祖を鬼一大明神と称して祀ったのが始まりとされる。