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とちぎの文化財

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1964.01.07

【田中正造書簡】

  • 文化財種類:県指定等文化財
  • 市区町村:佐野市
  • 区分:有形文化財(考古・歴史資料)
  • 種類:指定

(たなかしょうぞうしょかん)

●指定年月日

昭和39年1月7日指定

所在地

佐野市栃本町

アクセス方法

 

公開状況  

 

所有者又は管理者

個人所有

●文化財概要

明治15年(1882)から同36年(1903)までの間に田中正造から川俣久平に宛てた28通の書簡が、3巻の巻子本に納められている。田中正造は、天保12年(1841)小中(佐野市)の名主の家に生まれ、若くして父の後を受けて名主となり、明治11年以後政治一筋に生き、区会議員、県会議員、衆議院議員等を歴任し、足尾鉱毒事件と取り組んだ義人である。川俣久平は、弘化4年(1847)栃本村に生まれ、明治13年から同23年まで県会議員を務めている。明治13年自由民権運動の高まる中で、田中正造等と共に中節社を作った一人で、同23年正造が衆議院議員に立候補すると強力な支持者になった。この書簡の内容は、自由民権運動から鉱毒事件に至る20年余に及ぶもので、特に親友の一人に宛てた書簡として田中正造研究の貴重な資料といわれるものである。