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とちぎの文化財

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2002.08.30

【益子参考館上台(旧・濱田庄司邸離れ)】

  • 文化財種類:県指定等文化財
  • 市区町村:益子町
  • 区分:有形文化財(建造物)
  • 種類:指定

(ましこさんこうかんうえんだい (きゅう・はまだしょうじていはなれ))

●指定年月日

平成14年8月30日指定

所在地

芳賀郡益子町益子

アクセス方法

 

公開状況  

 

所有者又は管理者

財団法人益子参考館

●文化財概要

 益子参考館は、濱田庄司がこれまでに蒐集した内外各地の生活工芸品を展示するために、昭和49年(1974)12月、自らの80歳を記念して自邸(現在地)内に設立したもので、開館は同52年4月であった。庄司がこの地に移り住んだのは昭和5年で、茂木町から古民家を移築して住居としたが、その後も近在の民家から長屋門や母家、板蔵、作業場などを移築した。
 濱田庄司によって移築された古民家のうち、最も大規模で意匠的にも優れ、近世民家の貴重な遺構として注目されるのが、上台(うえんだい)と呼ばれる「離れ」である。現存する「離れ」は、来客者の宿泊所とするために、益子町小宅の高野家主屋を昭和17年(1942)に解体移築したもので、大規模な寄棟造茅葺で、南面して建ち、桁行14間梁間7間、正面に入母屋造の式台を突き出す。桁間6間が土間部で、三重梁を架け、東側に馬屋跡、西側の土間境には居間、中廊下、北ノ間が並ぶ。棟高や軒高の高さ、平面構成、部材の古さなどからも、江戸時代末期の創建と考えられる。
 旧濱田邸離れは改造が目立つものの、全体に木太く、堂々とした外観と洗練された細部の意匠や造りが特徴であり、内外部とも江戸時代末期における大規模民家の風格を良く留めている。芳賀地方や下都賀地方にみられるこの種の民家の典型として今や残り少ない貴重な遺構と言えよう。また、内外部の改造の多くは濱田庄司のデザインによるものと考えられることから、益子における庄司ゆかりの建物としても、その保存には重要な意義をもつものであろう。