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とちぎの文化財

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1950.08.29

【紙本墨書 定宗論】

  • 文化財種類:国指定等文化財
  • 市区町村:日光市
  • 区分:有形文化財(書跡)
  • 種類:指定

(しほんぼくしょ じょうしゅうろん)

●指定年月日

昭和25年8月29日指定

所在地

日光市山内

アクセス方法

 

公開状況  

 

所有者又は管理者

輪王寺

●文化財概要

内題に「定宗論1巻」とし、その下に「天台門徒蓮剛対述」とあって、全楮紙29枚つぎ、界線中に行書体で書写している。書体その他より見て平安時代末期のものである。
対述者蓮剛については、比叡山僧と思われる以外、その伝を詳かにしないけれども、本書はほぼ安慧座時代の書写と思われる。
その内容は、斉衝元年(854)の維摩会の講師である道栓の説、並びに郡家の論を反駁したもので、本書のほかには伝本を知られない極めて稀な典籍である。なお、巻首には「大僧正天海蔵」の自署と「天海蔵」の黒印を押しており、奥には「1校了、叉1校了」とある。