（しほんたんさいぐんもうひょうこず）

●指定年月日

昭和56年10月27日指定

●所在地

佐野市栃本町

●アクセス方法

●公開状況　　

●所有者又は管理者

個人所有

●文化財概要

縦１０３センチメートル 横５７．５センチメートル
高隆古の描いたもので、「群盲象を撫でず」の諺から、象を古物に置き換えて描いた教訓的な作品である。画面左側に衝立を描き、これを取りまくように３３人もの盲人が、衝立･古机等を手でなでたりさすったりし、互いにその感触等を確かめている情景を描いている。多数の盲人の表情はそれぞれに異なり、よく描かれている。難しい画題に取組み、これを見事に描き上げている作者の技量には、驚嘆するものがある。