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とちぎの文化財

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1994.08.23

【紺紙金字法華経】

  • 文化財種類:県指定等文化財
  • 市区町村:那珂川町
  • 区分:有形文化財(書跡)
  • 種類:指定

(こんじきんじほけきょう)

●指定年月日

平成6年8月23日指定

所在地

那須郡那珂川町馬頭

アクセス方法

自家用車・国道293号馬頭町市街地を黒羽方面へ100m。バス・JR烏山駅からJRバス馬頭へ馬頭院前下車5分

公開状況  

 
事前に要相談

所有者又は管理者

馬頭院

●文化財概要

第一巻縦25.1cm横924.7cm 第二巻縦25.6cm横1058.4cm 第三巻縦25.8cm横991.5cm 第四巻縦25.8cm横866.5cm 第五巻縦25.6cm横950.1cm 第六巻縦25.7cm横917.1cm 第七巻縦25.8cm横860.6cm 第八巻縦25.2cm横772.4cm
 写経の形式は、隋・唐にならい17字詰めとし、用紙は麻紙・こうぞ紙で、紺紙に金泥が最も尊ばれた。正和元年(1312)醍醐報恩派光範上人が、京都から伏見院御震翰の紺紙金字金泥8巻を当山に奉納し、その威光により荒廃した伽藍等を再興したと伝えられている。
 古筆鑑定家・法橋牛庵(畠山牛庵・水君ともいう)による天和3年(1683)の「伏見帝写経の鑑定書」がある。ただし、1巻・8巻については不明。各巻の表巻紙に描かれている仏画は江戸初期(表具・軸づくりは中尊寺系)のものといわれており、この年代に補修されたものと考えられる。