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とちぎの文化財

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1967.12.22

【絹本淡彩 黒羽周辺景観図】

  • 文化財種類:県指定等文化財
  • 市区町村:大田原市
  • 区分:有形文化財(絵画)
  • 種類:指定

(けんぽんたんさいくろばねしゅうへんけいかんず(じょうとう・じょうさいず))

●指定年月日

昭和42年12月22日指定

所在地

大田原市前田

アクセス方法

東北新幹線那須塩原駅下車、町営バス那須塩原線で25分、黒羽支所より徒歩20分

公開状況  

公開
芭蕉の館にて、レプリカを常設展示(随時原資料展示)

所有者又は管理者

大田原市

●文化財概要

縦83センチメートル、横158センチメートルの双幅である。筆者は小泉檀山斐である。城東の図には「文政八年(1825)乙酉夏日 恭奉公命 謹以写於檀山森斎中 臣小泉斐」、城西の図には「文政丙戌(9年)夏日 小泉斐謹画」と識している。図は黒羽城中より東西両方を眺望し、洋風の遠近法による構図をもって、写生風に描いた墨筆淡彩画である。おだやかな線と淡い色彩によって、景観を巧みにとらえている。斐の画境に深いものが感じられる。小泉斐(1766~1854)は、檀山と号し、非文道人・檀森斎・青鸞の別号がある。明和3年(1766)元旦、芳賀郡益子に生まれた。弱冠にして出て那須郡大宮の温泉神社祠官小泉氏の養嗣子となる。後に、大関増業の命により、大関氏の祖霊を祀る鎮国社の祠官となって、社の側に移り住んだ。画を江州日野の人島崎雲圃に学び、人物や香魚(アユ)を描き名をあげた。