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とちぎの文化財

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1997.01.21

【絹本著色 汁講図】

  • 文化財種類:県指定等文化財
  • 市区町村:足利市
  • 区分:有形文化財(絵画)
  • 種類:指定

(けんぽんちゃくしょくしるこうず)

●指定年月日

平成9年1月21日指定

所在地

足利市柳原町

アクセス方法

 

公開状況  

 

所有者又は管理者

個人所有

●文化財概要

縦110.0cm 横38.8cm  相澤石湖 筆
 毎月24日に足利の徳正寺に集い、交歓していた食材を持ち寄り形式の宴会「汁講」のありさまを描いたもので、絵は相澤石湖、賛文は大竹■塘である。天保7年(1836)の11月16日の年紀のある大竹■塘の撰文によると、本図に描かれた会合は、天保7年(1836)の10月24日のものと判断される。たまたま、近藤樵香に招かれ当地を訪れた■塘は、酒を酌み交わし芸術論に花開かせ、詩を吟じ席上揮毫を楽しむ西園雅集さながらのその優雅なさまに、大いに感銘を受けたようで、江戸に戻るやすぐさま友人石湖の手を煩わせてその光景を絵にし、答礼に贈ったという、そんな経緯が知れる。石湖と■塘は、那須出身の南画家高久靄厓の江戸へ出て間もなくの修行時代のルームメイトであり、ともに写山楼(谷文晁画塾)周辺の文化人の系脈に列している。