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とちぎの文化財

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1978.07.07

【絹本著色 聖宝僧正渡一條大路図】

  • 文化財種類:県指定等文化財
  • 市区町村:佐野市
  • 区分:有形文化財(絵画)
  • 種類:指定

(けんぽんちゃくしょくしょうほうそうじょういちじょうおおじをわたるのず)

●指定年月日

昭和53年7月7日指定

所在地

佐野市大橋町

アクセス方法

JR両毛線佐野駅車10分東武佐野線佐野市駅徒歩15分東北自動車道佐野インター車25分

公開状況  

 
事前連絡が必要

所有者又は管理者

佐野市

●文化財概要

聖宝(832~909)は天智天皇の子孫■声王の子で恒蔭王と名乗る。16歳で東大寺に入り出家する。その後、醍醐寺を開き、東寺別当・東大寺別当等の要職につく一方、修験道への助力も行った。のち、理源大師の称号が贈られた。
この図は『宇治拾遺物語』の中の説話を画題にしたものである。名僧聖宝が若いころ、人に施すことをしない貪欲な役僧を諫めようとして、無理な注文を進んでうける。賀茂祭の日、褌一つに干鮭の太刀をつけた裸姿で雌牛にのり名乗りをあげながら、一条大路を渡るというものであったが、彼は実行し、役僧に供物を分配させたという話しである。明治35年鞆音38歳の作品である。