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1997.08.26
【絹本著色 釈迦三尊・十六善神図】
- 文化財種類:県指定等文化財
- 市区町村:足利市
- 区分:有形文化財(絵画)
- 種類:指定
(けんぽんちゃくしょくしゃかさんぞんじゅうろくぜんしんず)
●指定年月日
平成9年8月26日指定
●所在地
足利市西宮町
●アクセス方法
JR足利駅から車で約10分
●公開状況
非公開
●所有者又は管理者
長林寺
●文化財概要
縦115.6cm 横60.7cm
大般若経転読の際の本尊画像である。本図は上方中央に天蓋をいただき、台座上に結跏趺坐する釈迦如来坐像を中心に、その下方左右に普賢と文殊菩薩像、女神形の功徳天とインドから大般若経を請来した玄奘三蔵、僧形の迦葉と般若経を守護する朱身の深沙大将を描き、それらの諸尊を囲むように忿怒形で武装する十六善神を向かい合って左右対称に描く通形のものである。三尊像の輪郭部は均一の朱腺で描き、全身は金泥塗、衣文部にはその上に細微な切金文様を施す。他の尊像は均一の墨線で輪郭部を描き、朱や群青・緑青をベースに賦彩する。甲冑や持ち物、装身具には効果的に金泥が配されている。釈迦如来像の面貌はおだやかで宋風の仏画を転写したものであるが、かなり和様化しており、制作年代も14世紀に入ってからの作である。