（きっかそうじゃくきょう）

●指定年月日

昭和25年8月29日指定

●所在地

日光市山内

●アクセス方法

●公開状況　　

●所有者又は管理者

輪王寺

●文化財概要

径23.1センチ
鋳銅製で、鏡背には下方に洲浜をあらわし、中央から菊1枝がのびて、枝が一面にひろがり、鏡背一杯に菊花文をあらわし、左の花間に2羽の雀のたわむれる様を廃した文様で、平安時代に確立された自然の情感を強くあらわした和鏡文様の流れを汲み、さらに鎌倉時代の華麗さと力強さを示したものが、この鏡の文様である。
菊花文・菊籠など当時盛行した趣向であり、しかも鋳上りが優れ、鎌倉時代和鏡の代表作の一つである。