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とちぎの文化財

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1996.08.20

【藍染め甕場】

  • 文化財種類:県指定等文化財
  • 市区町村:益子町
  • 区分:有形民俗文化財
  • 種類:指定

(あいぞめかめば)

●指定年月日

平成8年8月20日指定

所在地

芳賀郡益子町益子

アクセス方法

 

公開状況  

 

所有者又は管理者

個人所有

●文化財概要

 日下田家は、同家に残る伝承によれば江戸後期から続いた染色業者で、草木染の技術及び本甕場を代々継承している。
 建物内部の西側に梁で支えた空間を造り、土間に容積180Lの常滑焼の藍甕を72個規則的に埋め、周囲を三和土と呼ばれる技法で固めている。4個の藍甕をひとつの単位とし、その中央に火床と称する穴を設け、藍の発酵建に必要な温度を保つために半年間オガクズやモミガラを燃やしている。72個の藍甕は200年間の使用にも堪え、しかも地震等による破損も見られず現在も藍の華を咲かせ続けている。
 なお、建造物として見ても、甕場と住居が一体となった紺屋の旧態を留める貴重なものであり、日下田邸として県の文化財指定を受けている。