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とちぎの文化財

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1983.12.02

【観音寺虚空蔵堂】

  • 文化財種類:県指定等文化財
  • 市区町村:日光市
  • 区分:有形文化財(建造物)
  • 種類:指定

(かんのんじこくうぞうどう)

●指定年月日

昭和58年12月2日指定

所在地

日光市稲荷町

アクセス方法

 

公開状況  

 

所有者又は管理者

観音寺

●文化財概要

 基壇は切石積み、主屋は亀腹石の上に土台の上に土台を捉え二手先出組で縁高欄をうけてる。向拝には浜縁を設け、角柱上、皿斗付き三斗出組虹梁には籠の彫刻、木鼻は獅子頭、象頭で飾り、主屋へは木階5段でのぼる。繋虹梁、手鋏をつけ、軒には唐破風を設けている。
 主屋柱は丸柱、台輪をのせ、三斗出組で丸桁うけ支輪を設け、頭貫鼻は獅子頭で飾っている。軒は二重繁垂木、屋根は入母屋造り、銅板瓦棒葺きである。軸部は朱漆塗、柱上には金欄巻の彩色組物頭貫、支輪、丸桁にも彩色が施され、縁廻りは黒漆塗りとして色調に変化をもたらしている。
 内部奥に緻密な入母屋造りの御宮殿を仏壇上におき、その中に虚空蔵菩薩が祀られている。天井は格天井で牡丹や菊の彩画で飾られ華麗な雰囲気である。正面に桟唐戸を東側に板戸1枚片引としている。
 虚空蔵堂の創建は古く延暦年中、日光開山の勝道上人が明星天子を神橋右岸に奉祀したのに始まり、後、寛永17年現在地に移転し、東町の総鎮守にしたと伝えられている。現在の御堂は棟札によると元禄5年(1692)の建立でその後20~30年毎に修理が加えられて今日に至っている。現在上家があるため破損は少なく下部の土台縁廻りの木部の腐朽も少なく彩色塗装も比較的良く残っている。
 この虚空蔵堂は小規模ながら入母屋造り、軒唐破風をつけ、彫刻は力強く大らかな彩色等元禄の華やかな気風と壮大な感じを現している。組物は和様とし台輪をおいて唐様との折衷様で江戸時代初期以降この様式が多く、その好例である。建造の元禄5年は二社一寺の大修営の時であり彩色文様の比較、彫刻、飾金具等も類似するものが多く、彼此研究する好対照で貴重な存在である。