（てつぞうあみだにょらいりつぞう）

●指定年月日

平成7年8月22日指定

●所在地

宇都宮市道場宿町

●アクセス方法

●公開状況　　

公開
公開（要事前連絡）

●所有者又は管理者

大乗寺

●文化財概要

僧祀支と裳の上に大衣を通肩にまとい、両足をひらいて立つ阿弥陀如来立像である。
本像は前後の合せ型による一鋳づくりで、別鋳の両手先(欠失)を袖口に接合する。
像容は火中して黒く 、左前膊部外側の一部が溶けている。また、両手首先や左足先が欠失しており、両足は錆のため表面の一部が剥離している。残念ながら台座・光背は後補である。
仏像の材質は一般に木造や銅造、石造がほとんどである。鉄造は現在ところ150件前後が報告されているが、栃木県内からは8件が確認されている。
この像と同一原型から抜いた鉄仏が埼玉県・天宗寺と長野県・八木虚空蔵堂に伝存しており、八木虚空蔵堂の背銘に建治元年(1275)の年号がある。