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とちぎの文化財

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1990.05.15

【青銅製 鰐口】

  • 文化財種類:県指定等文化財
  • 市区町村:那須町
  • 区分:有形文化財(工芸品)
  • 種類:指定

(せいどうせいわにぐち)

●指定年月日

平成2年5月15日指定

所在地

那須郡那須町伊王野

アクセス方法

東北本線黒田原駅より東野バス(1日4本のみ)。黒磯駅から約9㎞

公開状況  

非公開

所有者又は管理者

正福寺

●文化財概要

正福寺に伝わる鰐口は、青銅製で直径23.6㎝、厚さ肩部で5㎝、唇部4.3㎝、重さは、3.5kgである。銘があり次のように刻まれている。
(上部より右回りに)
敬白新熊野鰐口  下野国那須上壮伊王野 丹渡度 本領 栄尊
(上部より左回りに)
大旦那熊窪八郎  大工彦太郎  応永六年 巳卯九月九日
 正福寺は当時釈迦堂山に所在し、熊野神社がその境内社であった。制作発起人は「栄尊」という当時の正福寺の住職と考えられる人である。
「熊窪八郎」は、現在の那須塩原市熊久保出身の土豪で伊王野氏の重臣であったと考えられ、制作するにあたっての後援者となっている。応永6年(1399)大工「彦太郎」によって制作された。