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1978.06.02
【わきざし 銘 作陽幕下士細川正守】
- 文化財種類:県指定等文化財
- 市区町村:佐野市
- 区分:有形文化財(工芸品)
- 種類:指定
(わきざしめいさくようばっかしほそかわまさもり)
●指定年月日
昭和53年6月2日指定
●所在地
佐野市富岡町
●アクセス方法
●公開状況
●所有者又は管理者
個人所有
●文化財概要
細川正守は、江戸時代末期鹿沼出身の刀鍛冶で江戸に出て大成し一派をなした細川主税佐正義の四男で幼少の頃は鹿沼の細川家で育った。長じてからは本脇差の刻銘のとおり作州津山藩10万石松平家の御抱鍛冶として活躍した。
備前伝を得意とした細川正守の作品中本刀の如き相州伝に鍛えられたものは少なく貴重であるとともに。刀身に彫刻を施したものも珍しい。また、差表に妙法蓮華経、差裏に剣に爪(不動尊を表す)を刻してあることから、幕末という殺伐とした動乱期において、心ある武士の注文により作刀したものと思われる。
細川正守の貴重な作品であるとともに傑作である。