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とちぎの文化財

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2008.03.07

【トチセン(旧足利織物)汽罐室】

  • 文化財種類:国指定等文化財
  • 市区町村:足利市
  • 区分:有形文化財(建造物)
  • 種類:登録

(とちせん(きゅうあしかがおりもの)きかんしつ)

●指定年月日

平成20年3月7日指定

所在地

足利市福居町

アクセス方法

 

公開状況  

 

所有者又は管理者

㈱トチセン

●文化財概要

煉瓦造平屋建、スレート葺、建築面積239㎡、ランカシャーボイラー2基付き。

 足利市は江戸末期から織物関係の産業が盛んで、特に明治期から昭和初期(戦前期)にかけては輸出織物等を中心として最盛期を迎え、明治期から大正期にかけては大規模な織物工場が建築されている。
 トチセンは大正2年(1913)に足利織物株式会社として創業し、同3年(1914)に開業した繊維工場である。汽罐室は開業した大正2~5年(1913~6)に建築された建物で、その後汽罐の増設に伴って2度の増築がされており、建物の外壁には、戦時下に施された迷彩が残っている。
 既に国登録文化財になっている旧捺染工場、サラン工場と一体でトチセンを形成している。日本煉瓦製造会社製の「上敷面製」の煉瓦も確認されており、建築史的にも産業遺産としても貴重な遺産である。