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とちぎの文化財

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1956.06.15

【ナンバンハゼ】

  • 文化財種類:県指定等文化財
  • 市区町村:足利市
  • 区分:記念物(天然記念物)
  • 種類:指定

(なんばんはぜ)

●指定年月日

昭和31年6月15日指定

所在地

足利市昌平町

アクセス方法

JR足利駅から徒歩約10分(史跡足利学校跡)

公開状況  

公開

所有者又は管理者

足利市

●文化財概要

 旧足利市史(昭和3年)に「足利学校の二名木(不断梅・楷樹)」として、この木のことが記されている。それによると、大正4年、林学博士白澤保美が、中国山東省にある孔子の墓上の木の実を拾って持帰り、育苗して芝公園や第七高等学校造士館などに配付したのがはじまりという。足利学校も孔子に縁の深いところから、大正11年3月、白澤氏が持って来て植えられた。続栃木県植物総覧(関本平八昭和26)にも、うるし科の附記として「足利学校跡に林学博士白澤保美氏の寄贈との漆科一種の植物あり、漢名楷と称し(中略)本種はナンバンハゼと称し(以下略)」とある。雌雄異株で、この木は雌木であるが、雄木がないので実は結ばない。冬は落葉する。