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とちぎの文化財

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1968.12.06

【一向寺文書】

  • 文化財種類:県指定等文化財
  • 市区町村:宇都宮市
  • 区分:有形文化財(書跡)
  • 種類:指定

(いっこうじぶんしょ)

●指定年月日

昭和43年12月6日指定

所在地

宇都宮市西原

アクセス方法

 

公開状況  

 

所有者又は管理者

一向寺

●文化財概要

甲号 縦28.0センチ 横314.0センチ 乙号 縦23.3センチ 横206.5センチ 甲号、乙号ともに天保八年(1837)に一括表装したため、原形を比較的保って今日まで襲蔵されてきている。ただ、表装にあたり文書の天地を若干切り落してしまったため、文字の一部に欠損を生じたことは遺憾であり、所々紙面に摩耗したところもあるが、全体として判読に苦しくはない。 甲号軸は、領主宇都宮氏から一向寺に対して下した寄進状および免許状である。 また、乙号軸は2通の文書を収めているが、一通は清水左衛門他1名から印南平兵衛にあてた長楽寺阿弥陀如来保存についての書状であり、残る一通は奥平図書が一向寺から受けた御朱印頂戴の謝儀に対する礼状である。 いずれも室町時代から江戸時代初期にかけての文書であり、比較的少ない中世文書として、価値があるばかりでなく、当時における宇都宮氏を中心とする一族が寺院の信仰に厚く、寺院に土地の寄進、公事や諸役を免除して、これが維持・保護を図る当時の世相と、さらに一向寺の由来を知るうえに貴重な資料である。