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とちぎの文化財

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1934.09.01

【三十八間星兜】

  • 文化財種類:国指定等文化財
  • 市区町村:宇都宮市
  • 区分:有形文化財(考古・歴史資料)
  • 種類:認定

(さんじゅうはちけんほしかぶと)

●指定年月日

昭和9年9月1日指定

所在地

宇都宮市馬場通り

アクセス方法

JR宇都宮駅より西部方面行きバス馬場町二荒山神社前下車

公開状況  

 
二荒山会館内にて常時公開

所有者又は管理者

二荒山神社

●文化財概要

高さ約18cm、口径約21cm、重量約2㎏、南北朝時代の作と考えられる。本兜の名称は、鉄地板を28枚はぎ合わせ、鋲は裏側から打って星型に現しているところから「星兜」の名前の由来となっている。星は1行に16点あり、腰巻きにも星が付いている。兜上部の八幡座(はちまんざ)は小菊の高彫りとなっている。正面には前立(まえだち)の金具を付け、その左右に鎬垂(しのぎたれ)2条を垂れている。鎬垂は鍍金の小刻付花先形(こきざみつきはなさきがた)である。眉庇(まびさし)はわずかに覆輪(ふくりん)をめぐらし、三光鋲(さんこうびょう)を打っている。製作者は不祥であるが、時代の特徴を良く表し、形の整った優品である。火災にあい一部破損しており、腰巻きの一部は後世の補足と見られる。