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1970.09.01
【乗化亭奇方】
- 文化財種類:県指定等文化財
- 市区町村:大田原市
- 区分:有形文化財(書跡)
- 種類:指定
(じょうかていきほう)
●指定年月日
昭和45年9月1日指定
●所在地
●アクセス方法
JR宇都宮線西那須野駅から東野バスで35分、東野黒羽営業所下車。大田原市役所黒羽支所より徒歩20分
●公開状況
芭蕉の館にて常設展示
●所有者又は管理者
大田原市
●文化財概要
第11代黒羽藩主の大関増業の編述した医書である。全部で70巻131部あり、10冊に合本され、別冊として惣目録1冊が付されて、本箱に納められている。 自序によると、増業の隠退、江戸下屋敷箕輪への移住後完成した。天保11年(1840)である。
増業は長年にわたり研究して来たが、これを支えて来た侍医たち、特に蘭方の医学に通じていた田中修平の影響はみのがせない。内容は、内科・外科・産婦人科・小児科・眼科・耳鼻咽喉科・精神科・製薬・救急看護の全般にわたり、病状・製剤・処方・服薬などを、古今の医書や本草書を用いて、その効用を確かめて集大成したものである。