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とちぎの文化財

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1958.04.25

【今宮神社唐門】

  • 文化財種類:県指定等文化財
  • 市区町村:鹿沼市
  • 区分:有形文化財(建造物)
  • 種類:指定

(いまみやじんじゃからもん)

●指定年月日

昭和33年4月25日指定

所在地

鹿沼市今宮町

アクセス方法

JR鹿沼駅東武新鹿沼駅前「鳥居跡町」からバス「久保町」下車50m

公開状況  

随時

所有者又は管理者

今宮神社

●文化財概要

 四脚門、軒唐破風、切妻造り、銅板瓦棒葺。
 嘉永2年(1849)の建造で、どっしりとした安定感を感じさせる、欅の白木造の四脚門です。細部には、繊細で質的にも極めて優れた彫刻が施されています。屋根は単層、銅板瓦棒葺、切妻造で、軒唐破風がついています。唐門と呼ばれるのはこの軒唐破風をもつためです。主柱を丸柱、控柱を角柱とし、冠木の上などを龍、鳳凰、唐獅子、花鳥など多彩な彫刻で飾っています。正面斗きょう狭間の蟇股は龍で、その裏側には、「嘉永二己酉歳富田住二代目磯辺義兵衛隆信 彫刻之」との彫刻銘が見られます。桟唐戸という形式の中央扉は檜の白木造です。唐門内部の鏡天井には、彫刻製作と同じ年に鈴木水雲(文平)が描いた水墨画の龍が全面にわたって力強く躍動しています。袖塀は左右1間で、回廊に接続していて、しころ葺の大まかな屋根と簡素な花狭間は落ち着いた美しさを見せています。