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1961.04.14
【兜 明珍宗久作】
- 文化財種類:県指定等文化財
- 市区町村:宇都宮市
- 区分:有形文化財(工芸品)
- 種類:指定
(かぶと)
●指定年月日
昭和36年4月14日指定
●所在地
宇都宮市睦町
●アクセス方法
●公開状況
●所有者又は管理者
個人所有
●文化財概要
鉄製黒漆塗(鉢部は地鉄を露出する)九間筋兜で後頭部の一間を残して他の八間に次の諸神の名を刻む 不動明王 大国主神 住吉大明神 正八幡大神 天照皇大神 稲荷大明神 大国主大神 摩利支天王 銘は鉢裏の後頭部に宗久とある。
この作者明珍宗久は室町期(1580)の甲冑師明珍家の正統第一六代義保の甥にあたり、即ち義保の弟義通の長男で通称兵部といい、上野国に生れて京都に修行し後下野国足利に居住した。明珍家はこの宗久を始祖として三代四人に及んでいる。 この明珍宗久は明珍家の正統に出て下野国に住居し、作品も他に見られず貴重な資料である。