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とちぎの文化財

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1983.08.19

【刀 銘 藤枝太郎英義】

  • 文化財種類:県指定等文化財
  • 市区町村:足利市
  • 区分:有形文化財(工芸品)
  • 種類:指定

(かたなめいふじえたろうひでよし)

●指定年月日

昭和58年8月19日指定

所在地

足利市家富町

アクセス方法

 

公開状況  

 

所有者又は管理者

個人所有

●文化財概要

長さ69.4cm 反り1・2cm
 この刀工は文政6年前橋で出生し、刀工の業を下野出身の細川正義に師事し松平大和守が前橋に転封されるや藩工となった。ところが洪水によって城の天守閣が傾斜したため、藩主は川越に移住し、天保年間英義も君名により川越に転住した。主君から藤枝の姓を賜り、文久元年(1861)主君の定紋である三ツ巴紋を賜り、刀茎にこれを刻するようになった。弟子も数名を数え細川門下の逸材となった。この刀工の作風は師正義の得意とする備前伝、相州伝を伝承し、この刀も身幅、重ね頃合い、姿よく、板目肌よく詰み、互の目足入り、小沸つき匂口冴え上品な出来で、みごとな棒樋を掻き流している。この刀工の作品は群馬、埼玉の両県においても郷土に関係のある刀工として重視されている。