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1979.04.24
【刀 銘 野州佐埜住将應】
- 文化財種類:県指定等文化財
- 市区町村:佐野市
- 区分:有形文化財(工芸品)
- 種類:指定
(かたなめいやしゅうさのじゅうまさのり)
●指定年月日
昭和54年4月24日指定
●所在地
佐野市赤見町
●アクセス方法
●公開状況
●所有者又は管理者
個人所有
●文化財概要
陸奥守将應と名乗る刀鍛冶は、現存する作品から判断すると代々佐野近辺に住し、江戸時代末期(寛政の頃)に活躍した稲垣源左衛門将應を初代として、同名を名乗る刀工が昭和に至まで数代続いた。
初代将應は、江戸時代末期における刀剣界の大御所といわれ水心子正秀の弟子といわれており、その作品の中には師正秀に勝るとも劣らない優れたものがある。
刀身が初代または2代将應作で、刀装金具が菊池政長の作になる拵に入っている刀が佐野近在に数多く現存することから、将應が、佐野藩の御抱鍛冶であり、政長が御抱金工であっとと思われる。
なお、この刀は、中ほどから先が両刀となる異風な姿をしているが、これはかつては平家の重宝であり、現在は御物となっている「小鳥丸」と号する太刀を模したものである。