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1959.06.27
【南蛮胴具足】
- 文化財種類:国指定等文化財
- 市区町村:日光市
- 区分:有形文化財(工芸品)
- 種類:指定
(なんばんどうぐそく)
●指定年月日
昭和34年6月27日指定
●所在地
日光市山内
●アクセス方法
●公開状況
公開(有料)
東照宮宝物館にて公開
●所有者又は管理者
東照宮
●文化財概要
南蛮胴 裾黒糸素懸威 胴高42.0センチ 草摺高22.0センチ 兜鉢高21.5センチ
徳川家康が関ヶ原の戦いに着用したと伝える具足で、桃山時代の作である。
火縄銃の伝来により、従来の伝統的な胴丸の形式に改変が加えられて当世具足が生まれたが、その一種として新たに舶来した西欧甲冑の部分を転用したり、模倣して出来た南蛮銅具足が、当時の武将にもてはやされた。
この具足は二枚で、前面にしのぎが立ち、線彫りに銀象嵌を施し、兜はため塗りの桃実型である。肩当ては前後二枚の半月型の板金を鋲留めにし、これらは西洋甲冑から転用したものである。これに古式の頬当てや、桐紋散らしの籠手を具し、異風な中にも武張った仕立てにしてある。
これを収めた銅製の外箱には「関原御陣御着用御具足」と墨書され、その由緒を伝えている。
なお、具足櫃は山伏笈形の背負櫃で、麻糸をよった負い綱が附属している。