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とちぎの文化財

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2018.12.25

【大前神社 本殿、拝殿及び幣殿】

  • 文化財種類:国指定等文化財
  • 市区町村:真岡市
  • 区分:有形文化財(建造物)
  • 種類:指定

(おおさきじんじゃ ほんでん はいでんおよびへいでん)

●指定年月日

平成30年12月25日指定

所在地

栃木県真岡市東郷

アクセス方法

真岡鐵道北真岡駅より15分

公開状況  

公開

所有者又は管理者

大前神社

●文化財概要

本殿 桁行三間、梁間二間、入母屋造、向拝一間、銅板葺
拝殿 桁行正面三間、背面五間、梁間三間、入母屋造、正面千鳥破風付、向拝一間、軒唐破風付、銅板葺
幣殿 桁行二間、梁間一間、寄棟造、銅板葺

大前神社は神護景雲年中(767~770)の創建と伝えられ、「延喜式神名帳」に下野十一社のうちの一つとして記載される古社で主祭神に「大己貴神」と「事代主神」を祀る。
本殿は宝永4(1707)年、拝殿及び幣殿は17世紀末に関東各地から技量の優れた大工を招いて建てられた。
本殿は組物の龍彫刻のほか、柱や壁に施された幾何学意匠の地紋彫など、随所を秀逸かつ先駆的な手法で飾り、関東地方における装飾建築普及の萌芽を示している。
拝殿では正面の向拝まわりで彫刻を多用し、屋根に千鳥破風を飾るなど、華やかな拝所空間を演出している。
北関東において庶民信仰を背景に、装飾豊かな神社建築が急速に普及する初期段階の様相や、技術、意匠の展開をよく示しており、高い歴史的価値を有している。