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  • 【大太刀 無銘(号瀬登太刀) 附 金銅蛭巻兵庫鎖太刀拵】
1959.12.18

【大太刀 無銘(号瀬登太刀) 附 金銅蛭巻兵庫鎖太刀拵】

  • 文化財種類:国指定等文化財
  • 市区町村:日光市
  • 区分:有形文化財(工芸品)
  • 種類:指定

(おおたち むめい(ごうせとたち) つけたり こんどうひるまきひょうごぐさりたちごしらえ)

●指定年月日

昭和34年12月18日指定

所在地

日光市山内

アクセス方法

 

公開状況  

 

所有者又は管理者

二荒山神社

●文化財概要

 長さ126.0センチ 反り5.0センチ 身幅4.2センチ 鋒長4.8センチ 中心長さ33.6センチ 目釘穴1個 南北朝時代の作
 附として、金銅蛭巻兵庫鎖太刀拵がある 拵の総長175.0センチ 鞘長144.8センチ 
 この大太刀は鎬造、庵棟、身幅広く、中反り高い長大な太刀で、大鋒。鍛えは板目流れごころに肌立ち、乱れ映り立ち地斑交る。刃文は直刃調に互の目交じり、砂流しかかり足、葉よく入り、小沸ごころ。帽子直ぐに小足入り先僅かに尖りごこりに返る。刀身表裏上の方にニ筋樋、その下の表は口中から稲妻を吐き出すくりから、裏は竹林を彫る。生ぶ中心、鑢目大筋違。
 太刀拵は柄鞘ともに黒漆皮包の上を金銅蛭巻にし、総金具金銅無地、兵庫鎖銀、但し石突を欠失している。この太刀はほとんど打卸のままで、はばき元には生ぶ刃が残されており、彫刻も研ぎ減りがない。南北朝期、備前刀工の作になるものであろう。拵もほぼ同時期の作で保存がよい。社伝に瀬登太刀と号する神刀である。