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1993.11.26
【大捻縄引】
- 文化財種類:国指定等文化財
- 市区町村:大田原市
- 区分:無形民俗文化財
- 種類:選択
(だいもじひき)
●指定年月日
平成5年11月26日指定
●所在地
●アクセス方法
●公開状況
●所有者又は管理者
佐良土区
●文化財概要
国選択無形民俗文化財
大田原市(旧湯津上村)、大字佐良土の仲宿・田宿・古宿の3地区に伝承されている網引き行事。毎年8月14日に行われていた。
早朝から準備が始まり、事前に集められた稲藁で「ヒックビレ」といわれる小さな藁束を作り、続いてヤグラあるいは大木の又に下げて縄を捻り上げていくと直径が50cm、長さが50mあまりにもなる大縄ができあがる。午後8時、大字佐良土宿内を抜ける道路上で、当番宿と残り2地区の対抗戦で綱引きが始まる。この綱引きに勝てばその地区は豊作、無病息災が約束されるといわれる。
この行事の起源は定かではないが、永正17年(1520)白河城主結城義永と福原城主那須資房が湯津上村の南西を流れる箒川沿いで合戦した折、箒川の崖で縄の引き合いをしたことが始まりと伝えられている。この行事で使用された縄は、8月27日に行われる大字佐良土の鎮守諏訪神社の奉納相撲の土俵として利用された。
毎年8月14日に行われていたが、諸事情により休止中である。平成29年(2017)8月19日に、22年ぶりに開催された。