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1936.09.12
【太刀 銘 吉房】
- 文化財種類:国指定等文化財
- 市区町村:大田原市
- 区分:有形文化財(工芸品)
- 種類:認定
(たち めい よしふさ)
●指定年月日
昭和11年9月12日指定
●所在地
大田原市
●アクセス方法
●公開状況
非公開
●所有者又は管理者
個人所有
●文化財概要
製作年代 鎌倉時代
長さ 69.2センチメートル
反り 2.4センチメートル
目釘穴 2個
作者の吉房は、鎌倉中期における備前(岡山県)の福岡一文字派の代表工です。
宝治年間のころ製作されたといわれています。刀身には幅があり、切先は少し猪首となります。
刃文は足の深い丁字乱れで、匂いが深く、刃の中は賑やかに匂足が入り、葉があって働きは見事であり、地には乱れが映り立ち、鋩子の刃はゆるやかに乱れ込んで少し返ります。この時代の一文字派の特色を顕著に表しています。
銘の字は少し小振りで、吉房と2字が刻まれます。
本刀には、葵紋を散らした糸巻太刀拵が附属しています。