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とちぎの文化財

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1986.03.28

【太刀 銘 義光 附 糸巻太刀拵】

  • 文化財種類:県指定等文化財
  • 市区町村:真岡市
  • 区分:有形文化財(工芸品)
  • 種類:指定

(たちめいよしみつ)

●指定年月日

昭和61年3月28日指定

所在地

真岡市中

アクセス方法

真岡鉄道真岡駅下車車で10分~15分

公開状況  

非公開
原則非公開

所有者又は管理者

中村八幡宮

●文化財概要

寸法 刃長73.5cm 反り2.0cm 目くぎ穴2個
付金梨子地桐紋撒糸巻太刀拵一口
鎬造、庵棟、元幅広く、先幅は狭くなり、小鋒で磨き上げてあるが、腰反りがあり、よく時代の特徴が表れており、総体備前伝の優雅な姿をしている。
鍛えは板目よく読み、刃文は直刃で、茎の表棟寄りに大きく「義光」と二字銘をきっている。
作者義光については古刀期に数名がみられるが、本作は南北朝備洲長船に住した義光と鑑せられ、磨き上げているが保存も良く、優作である。
付属のそろえは、江戸期の作であるが、鞘は金梨子地桐紋撒の豪華な糸巻太刀である。
この太刀については、仙台藩主伊達家の始祖宗村が奥州征伐の折、使用した指揮団扇(軍配)を当社に奉納したが、子孫の綱村がこれを所望され、当時の神官に交渉して下げ渡しを受け、そのかわりにこの太刀を延宝7年(1679)奉納した旨が、この太刀を収めた漆塗りの刀箱の蓋に記されている。