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とちぎの文化財

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1971.09.22

【奈佐原文楽】

  • 文化財種類:国指定等文化財
  • 市区町村:鹿沼市
  • 区分:無形民俗文化財
  • 種類:選択

(なさはらぶんらく)

●指定年月日

昭和46年9月22日指定

所在地

鹿沼市奈佐原町

アクセス方法

 

公開状況  

 

所有者又は管理者

奈佐原文楽座

●文化財概要

国選択無形民俗文化財
 現存する人形や衣装などから、文化年間(1804~1817)には、一座があったものと思われます。当時の奈佐原は日光西街道・例幣使街道の宿場として栄え、遊芸人の往来も見られ、これらの影響を受けて、地元の同好者によって始められたようです。その後衰微しましたが、明治時代に大阪文楽座主吉田国五郎の門弟で、人形遣いの名人吉田国造(後の西川小伊三郎)が奈佐原に居住し、人形の操作や浄瑠璃の指導に当たるとともに、浄瑠璃は大坂文楽座を退座した竹本蔦太郎が楡木に住んで指導に当たりました。門弟の一人臼井巳之作(豊吉)は昭和37年(1962)12月14日、県の無形文化財に指定されましたが、同45年死去し、現在は地元の同好者によって演じられています。座員一同芸に励み、その技量の評価も高く、なかでも「絵本太功記十段目」、「阿波の鳴門順礼歌の段」、「奥州安達が原三段目」はお家芸となっています。